1. なぜ貝が原因になる?
下水を検査すると 年間を通じてこのウイルスが検出されます。
これが河川を通って海に流れ込みます。
二枚貝は大量の水を吸い込んでえさを取り込んでいて、えさと一緒に取り込んだウイルスを
体内で濃縮して持っています。
貝の住む海域がこのウイルスにどれだけ汚染されているかで、貝の体内のウイルス量が変わってきます。
カキは栄養豊富な河口付近で養殖されることが多く 汚染されやすいようです。
冬場に、このウィルスによる食中毒が多いのは、この時期に限りカキを生で食べるためと考えられます。
カキ以外にも、大アサリ・シジミ・ハマグリなどの二枚貝も、このウィルスに汚染されやすいようです。
取り扱い方に注意しないとウィルスを他の食材に付着させる可能性もあります。
2. カキの「生食用」と「加熱用」は?
「生食用」とは 細菌の量によって決めているので、このウイルスが含まれていないという保証はありません。
保存中に増えるのではなく 新鮮なものでも 食中毒になる恐れはあります。
基本的にカキなどの二枚貝は、加熱して食べるほうが安心です。
また「加熱用」は生食することを想定した処理をしていませんので、どんなに新鮮なものでも絶対生食しないでください。
十分に加熱調理することが大事です。
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